教育の取り組み

学生向けに授業内容や教育について
まとめています。

担当授業

前期
基礎化学A・B:理論化学分野をメインに、理系の大学1年生に必要な化学の教養を養います。黒板授業を基本とし、ノートは必須です。有効数字やSI接頭語といった科学の基礎から軌道の考え方、教養として知っておくべき化学反応を扱います。

化学実験(応用化学科向け):大学1、2年生を対象に主に陽イオンの定性分析を扱います。実験作業の中にある一つ一つの手順と意図を理解すると大変楽しい実験です。とくに、丁寧な濾過と洗浄作業は結果に大きく現れるので注意深く実験を進めて下さい。

分子集合学特論:大学院理工学研究科応用化学専攻向けの授業です。分子の対称性、結晶学の基礎、単結晶構造解析に必要なCIFの取扱いを学びます。

後期
基礎固体化学:基礎化学を学んだ学生向けです。d軌道を含む分子構造の基礎、分子や身近な物体の対称操作を通して、形を正確に理解し、説明できる力を養います。基本構造の理解が進めば、複雑に見える鉱物や有機無機ハイブリッド材料の形や物性も理解できるようになります。授業の中で、結晶モデルの作成など手作業を必ず含めます。

化学実験(電子工学科向け):大学1、2年生を対象に安全教育からスタートし、9種類の実験を行ないます。その中で主に陽イオンの定性分析と吸光分析を担当します。レポートの書き方に悩んだときは、早めに相談に来て下さい。

化学結合論(応用化学科向け):化学は電子配置と電気陰性度でかなりの説明ができる学問です。暗記ではない構造論への理解を目指し、分子軌道や混成軌道、d軌道を含む分子構造を扱います。群論の基礎を扱うことで、形を正確に理解し、説明できる力を養います。基本構造の理解が進めば、分子の世界が立体的にイメージできるようになります。

Self-Assemblies for Crystal Engineering (EN class):大学院理工学研究科の結晶工学の授業です。留学生や分子集合学特論を学んだ学生向けです。

教育の方針

基礎教養:試行錯誤の結果、基礎の修得には黒板授業が大事だと考えます。ノートを取ることが目的では困りますが、自分の手で書く習慣は勉強の基本です。・・・と、自分の子供にも言っています。時間の制限などもありますが、講義内で少しでも演示実験や簡単なワークを取り入れようと思います。

学生実験:普段より気合いを入れて、「飲食禁止」「安全メガネの着用」などの基本的な姿勢から細かな実験内容まで指導します。「あれ、先生なにも言わないな」と思ったら、それは諦めたのではなく、体調が悪い時と思って下さい。

卒業研究:研究は主体的に考え、確かめることが重要です。研究は分からないことばかりですが、自然を相手にするものですので、謙虚に愚直に取り組む姿勢を身につけたいものです。「あれ、先生なにも言わないな」と思ったら、それは本気で忙しいか、みんなを信頼しているからと思ってくれて構いません。
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