教員プロフィール
錯体化学、有機化学の研究室で学び、現在はフッ素を置換した金属錯体の特異的な分子認識挙動の解明と新しい共結晶デバイスの開発に取り組んでいます。金属錯体の合成研究から「ものづくりの楽しさ」「ものづくりの苦労」を学生たちと一緒に経験したいと思います。
専門
結晶工学、錯体化学、フッ素化学、超分子化学
所属学会
日本化学会、錯体化学会、ホスト-ゲスト・超分子化学研究会
日本結晶学会、日本フッ素化学会、基礎有機化学会
担当授業
応用化学科向け:化学実験・化学結合論・生物無機化学・分子集合学特論
他学科向け:基礎化学・化学実験・基礎固体化学・基礎無機化学
担当経験:基礎化学I・錯体化学・化学/基礎化学実験・無機分析化学実験
学歴及び職歴
1997年 愛媛大学理学部化学科 卒業
1999年 九州大学大学院理学研究科修士課程 修了
2001年 仏国ルイパスツール大学 留学
2002年 名古屋大学大学院工学研究科物質化学専攻博士後期課程 修了
2002年 コンポン研究所博士研究員、東京大学
2004年 日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学
2006年 北里大学理学部化学科 助手/助教
2008年 JSTさきがけ「ナノ製造技術の探索と展開」兼任研究者
2015年 芝浦工業大学工学部共通学群化学科目 准教授
2019年 芝浦工業大学工学部応用化学科 准教授
2020年 芝浦工業大学工学部応用化学科 教授
2020年 10月より芝浦工業大学工学部先進国際課程IGP 教授(兼任)
2024年 芝浦工業大学工学部(物質化学課程 化学・生命工学コース) 教授
芝浦工業大学の学生さんへ
私たちは、大きく変化する社会の中を生きています。将来に不安を覚え、現状に悩むこともあると思いますが、まずは自分のできることをする、自分の目的に向かって少しずつ努力することが、人生の糧になり、結局は社会に貢献できることではないでしょうか。私の夢は、継続して、学生を育てること、化学を追い求めること、女性としての人生を楽しむことです。大きな夢というよりは目先の小さな夢かもしれません。でも、大学生の頃から「教育、研究、子育ての3本柱の両立」を目指していたからこそ、サポートしてくれる恩師や仲間にも出会え、今の自分らしい生き方が巡ってきたと思っています(大学では学生達と、家では3人の子ども達とバタバタ騒いでいるだけかもしれませんが)。
皆さんにも、いろいろな人生の形があると思います。社会の多様性を理解し、他人の生き方を理解して、その中で自分の追い求める未来像に少しでも進んでいければいいですね。お互い頑張りましょう!